夢の新エネルギー「人工光合成」

 人間が誕生してから空気中の二酸化炭素濃度が上がっているため、地球温暖化がメディアで報道される事が多い。

脱炭素社会と言う言葉が出来るほど環境問題を語る上で二酸化炭素は大きな存在である。

パリ協定により世界全体で二酸化炭素排出量を抑える働きがあるが自然の力だけでは回復することは不可能である。

 


紹介

人工光合成とは植物が行う光合成を人工的に行う研究中のクリーン発電である。

オイルショックにより石油に主たるエネルギーの地位を任せておくのに不安を感じた政府が石油に代わるエネルギーを求めて研究が始まった。

東京の池袋サンシャイン60に本部が設置され当時研究さていた太陽光エネルギー活用策であるサンシャイン計画から足並みを揃えたため日本が最も高度な技術を持っている。


仕組み

明反応と暗反応に分けられる。

明反応では太陽光を半導体や金属錯体などの光触媒と水を反応させて大気中の二酸化炭素を取り込み水素と酸素を作る。

暗反応では明反応で作り出した水素を消費してギ酸やエタノールなどの有機物を取り出すことでエネルギーを生み出す。

 

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人工光合成の技術を使い、水素と二酸化炭素を合成してオレフィンというプラスチックを作っている企業がある。

化石燃料を利用して作られていたプラスチック製品が問題視されていた二酸化炭素により作られるようになっている。

 

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メリット

地球温暖化を解決させる方法として最も注目されている。

環境に優しいし安全なクリーン発電であるため、実用化されるとエネルギー発電の常識が覆る。

 


デメリット

空気中の二酸化炭素濃度を下げすぎる可能性があること。

太陽光発電と同じく太陽光がないと機能しない。

 


まとめ

人工光合成が実用化されるまでにあと30年はかかると言われている。

人類が誕生してから二酸化炭素濃度が上昇傾向だったが人工光合成実用化をきっかけに急に下がり始めたとすれば世界全体で問題になっていた地球温暖化が解決する。

人間の私利私欲のために生活環境が変化して絶滅した動物が多く存在するが、この技術により動物の絶滅する速度が低下して生態系の多様性が元に戻ることを期待されている。

人間が地球に悪影響を及ぼしたから人間が本来の地球に戻す必要がある。

それを現実にする科学技術が人工光合成である。

 

 

高校1年の時に興味持って調べてまとめたやつがメモに残っていたのでコピペしました。